ドグマチール




ドグマチール
成分(一般名) : スルピリド

ドグマチールの効能

胃・十二指腸潰瘍。うつ病・うつ状態。統合失調症。

ドグマチールの概要

ドグマチールは、我が国では1979年から発売されているお薬です。 一番の特徴は、同種同効のジェネリック品として、 スカノーゼン、クールスパン、トーピリド、ケイチール、スペサニール、スタマクリット、スプロチン、 ニチマール、マーゲノール、ヨウマチール、シーグル、ベタマックT、スルピリド錠「アメル」、 スルピリド細粒、ピリカップル等々同成分のクスリが各社から大量に発売されていることです。 評判の良いクスリほど、ジェネリック品が多く出回るという傾向から、ドグマチールの評判は良好なように思われますが…。

いろいろと発売されている中でも有名なのはドグマチールとミラドール・アビリットあたりだと思います。

ドグマチールは本来は胃潰瘍の治療薬として開発されたクスリだったのですが、その後に、高用量の服用 により、向精神作用があることがあることが分かったという何ともユニークなクスリです。

ドグマチールは安定剤としては作用がおだやかで、軽い鬱病などによく使われます。そして、 用量を調節していろいろな精神症状の改善に広く使われています。元来は胃薬ですので、精神的失調が 原因と考えられる胃痛などにも処方されるケースも多いようです。

ドグマチールの一日量は、うつ病などの場合は、150〜300mg、(統合失調症などには300〜600mg、最高では1200mg!)というのが定石のようです。

ドグマチールの副作用

ドグマチールは軽い作用のクスリだと申し上げましたが、しかしながらホルモン異常などの副作用が希にあり、 意外と侮れません。

ドグマチール服用によって、プロラクチンという女性ホルモンが増えて男性なのに乳房が膨らんでしまったり、性欲の低下、 そしてインポテンツを招くことがあるなどと言われています。

女性の場合は、ドグマチール服用によって、同様にプロラクチンの量が増え、乳汁分泌が起こったり、 生理不順を引き起こすことがあります。私の友人の場合も、ドグマチールを服用するようになってから 生理が3ヶ月止まったり、乳汁分泌が起こったりしたそうです。

これは、ドグマチール服用によって、プロラクチンという乳汁分泌ホルモンが増えて、 カラダが出産後の授乳状態と同じようになってしまうということが原因のようです。

またドグマチールにはもう一つ大きな副作用があり、 それは錐体外路症状と言うのですが、 カラダがこわばったり、震えが起きるということです。

その上に、ドグマチールは前述の通り、もともとは胃潰瘍の治療薬であることに起因して、 服用によって胃の調子が絶好調になるため、食欲増進が起こる場合があり、 太りやすいクスリとしても知られています。

よって、冒頭で「ドグマチールの評判は良好なように思われますが…。」と書いたのですが、 実際は長くうつ病を患っている方々の間においては、あまり評判の良いクスリではありません。

しかし、これもケースバイケースですが、ドグマチール服用によって鬱状態が好転したというケースも聞いたことがあります。

ドグマチールへの私見

私はドグマチールを一時期出されましたが、神経系が原因だと思われる胃がキリキリした症状には 良く効くクスリだと思いました。

しかし、ドグマチールの向精神作用についてはよく分からなかった上に、 食欲が異様に湧いてみるみる体重が増えてしまったので、処方から抹殺しました。

個人的な感想ですが、ドクマチールは、あまり好きにはなれませんでした。精神的な失調がひどくて食欲減退などの影響が出てきてしまった方々には向いているクスリかとは思いますが。



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