エリミンの効能
不眠症。
エリミンの用法用量
通常、成人は1回ニメタゼパムとして3〜5mgを就寝前に経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
エリミンの概要
エリミンはベンゾジアゼピン系とカテゴライズされる持続時間が「中間型」の「不眠症治療剤」で、 1977年に発売されました。我が国で販売されている睡眠薬の多くは外国産なのですが、このエリミンは貴重な純国産の睡眠薬です。
エリミンは、夜に何度も目が覚めてしまってまともに眠れない…そんな症状にぴったりのおクスリです。 脳の神経を鎮めて、気分をリラックスさせることで睡眠にへと導くというものがエリミンの働きです。
エリミンの効き目ですが、人にはよりますけれども、私が服用した限りではかなり強力で、 これがエリミンの大きな特徴であると言えると思います。
また、エリミンのこの真っ赤なパッケージ。それに起因して、エリミンは一部では「赤玉」などと呼ばれて、 良い意味でも悪い意味(違法な売買が問題になったこともありました)でも、いろいろな意味で親しまれております。ちなみにエリミンのパッケージは真っ赤ですが、エリミンの錠剤自体は、ごく薄いだいだい色です。
エリミンですが、前述のような違法売買の問題や、睡眠薬の新薬の台頭によるシェア低下などにより、2015年11月をもって販売を中止するというアナウンスがなされております。
エリミンへの私見
私の場合はエリミンとは相性がばっちりのようで、翌朝まで断眠してしまうこともなくて、非常によく眠れていました。そして、翌朝まで残ってしまうと言うこともありませんでした。 エリミンは良いおクスリだと思います。
しかし、クスリには個々人による相性がありますので、合わない人には徹底的に合いません。ちなみにエリミンの製造発売元である大日本住友製薬はエリミンの不眠症に対する有効率を45.7%であると公表しています。
エリミンが属するベンゾジアゼピン系の睡眠剤全てに言えることですが、この系統は安全性は高いのですが、依存が生じる可能性が否定できません。依存に陥ると、かえって眠れないなどの症状が出ることがありますので、十分に注意して服用すべきでしょう。
エリミンの副作用と問題点
ただし、近年はエリミンは色々と悪用されているという話もちらほらありまして、 決してメジャーな睡眠薬では無くなっているようです。処方される機会は少なくなっていると思います。
エリミンは血中濃度半減期15〜48時間と言うことで、作用時間が比較的長い方なので、翌朝まで眠気が残ってしまうことがたまにあるのが欠点と言えば欠点なのですが、それは人によるので何とも言えませんが…。
しかしながら、エリミンのようなベンゾジアゼピン系という系統に属する睡眠薬は安全性が高いので、 特に心配せずに、医師の指示通りに服用して下さい。それでも何かがあったら、すぐに病院へ。