メレリル



メレリル
成分(一般名) : 塩酸チオリダジン


メレリルは2005年末に販売中止となりました。副作用の多さや、飲み合わせの悪いクスリが多数存在することが原因のようです。

メレリルの効能

統合失調症。神経症における不安・緊張・抑うつ及び興奮など。

メレリルの概要

メレリルはフェノチアジン系の精神安定剤とカテゴライズされます。そして、代表的な「抗精神病薬、メジャートランキライザー」です。

メレリルは特に鎮静効果が強く、統合失調症やうつ病・うつ状態の時の緊張感や混乱状態を緩和するのがこのメレリルの特徴であると言われています。また、メレリルは統合失調症の陰性症状にも効くといわれます。1960年代からある歴史あるクスリです。

今では統合失調症の症状の多くは、脳の神経回路の接続部分が過敏になってしまって発生するということが分かっています。

そういった場合に過敏になった神経と神経の連結部分をブロックするということがメレリルの薬効です。



私の場合は、メレリルを服用しても大して精神的な部分での変化はありませんでした。就寝前の服用で「良く眠れる」とも言われていますが、特に眠くなることもなく、あっさりと処方箋から消えていったクスリです。

ただし、メレリルは太ります。医師が代わってリスパダールからメレリルに治療剤が変わったとたんに私は太り出しました。調べてみたら、副作用に「体重増加」がバッチリ挙げられています。私はメレリルのおかげ(だと思う)で、かなり太ってしまい、減量に大変苦労しました。

メレリルの成分である、塩酸チオリダジンは、とにもかくにも併用禁忌のクスリが非常に多く、あまりメレリルの使い勝手は良くないようです。

一般的には、メレリルは人によってそれぞれですが、服用すると眠気を催したり、注意力が散漫になりがちになるそうなので、就寝前によく眠れるように服用するというケースも多いようです。




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