ネルボン


ネルボン
成分(一般名) : ニトラゼパム

ネルボンの効能

(1)不眠症
(2)麻酔前投薬
(3)異形小発作群、焦点性発作



ネルボンの概要

ネルボンは1967年に発売になった日本で初めてのベンゾジアゼピン系の睡眠薬です。1972年に発売になった塩野義製薬のベンザリンも同種同効薬として有名です。

今でこそネルボンの人気は今ひとつですが、当時は競争相手となるベンゾジアゼピン系の睡眠薬が無かったので、発売当初は、ポンポンと売れていきました。

ネルボンのジェネリック品としては、ネルボンの他にも、 ノイクロニック、チスボン、ヒルスカミン、ネルロレンなど、いろいろな製品があります。

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬が登場する前までは、睡眠薬としては、 ベゲタミンラボナといった「バルビツール酸系」と呼ばれる睡眠薬が主流だったのですが、この系統の睡眠薬は、とにかく安全性が低く、 致死量も低く、睡眠薬自殺に使われてしまうという大きな欠点がありました。

現在の睡眠薬はネルボンが属しているベンゾジアゼピン系というカテゴリーの睡眠薬が一般的ですが、 このベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、安全性が高く、万一大量服用しても死に至る可能性が格段に低いというメリットがあるのです。

かつては精神科といえば、入院治療が主流だったので、投薬管理もきっちりと行えたので、大量服用によって死に至るような危険性の高い睡眠薬も幅を利かせていたのですが、精神科に外来で通うという時代の訪れと共に、外来患者にも安全で処方しやすい睡眠薬が求められていたところに登場したのがネルボンというわけです。

ネルボンは、血中濃度半減期が28時間という持続時間が「長期型」の睡眠薬です。夜中に目が覚めてしまい眠れないといった症状に有効とされています。

しかしながらネルボンは、その持続時間の長さゆえに朝まで効果が残ってしまい、 服用を続けて行くに連れて、薬がどんどんと体内に蓄積されていき、一日中意識がぼんやりとしてしまうといった症状に陥りやすいという欠点があり、 毎日定時に通勤通学をしなければならない方々には、はっきり言って向いていないと思います。

しかし、ネルボンのような、長時間作用タイプの睡眠薬には、起きている最中までも効き目を残して、抗不安作用を持続させるという役割もあることは確かです。しかし、これはどうかなと思います。日を追うごとに目覚めが悪くなっていって、一日中、ネルボンでラリっていると言った状態にもなりかねないと私は思います。

ネルボンは、過敏になった脳の神経を鎮静化して、ストレスや不安なども取り除くことで、 リラックスした自然な形で眠りに誘うといった作用の仕方をします。

ネルボンには粉薬、5mg、10mgの錠剤という規格があります。ネルボンの10mg錠は錠剤自体が、かなり巨大で、飲み込むのに一苦労した経験があります。メーカー発表では、ネルボン10mg錠の大きさは、直径11.1mm、厚さ3.8mmと言いますから、かなり巨大な錠剤です。



ネルボンの副作用

ネルボンは前述の通り、睡眠薬=危険というイメージを覆した、非常に安全な睡眠薬です。特に重い副作用は、医師の指示通りに 正しく服用している限り、ほとんどありません。心配なさらずに、決められた量、そして時間を守って服用して下さい。昼間などに服用すると生活リズムの崩壊、そしてそれは病状悪化の原因のひとつとなりますので要注意です。

ネルボンへの私見

私はネルボン10mg錠を服用したことがありますが、そうしたら、朝起きる時まで薬の効果が残ってしまって眠い…という状態。どうやら私にはネルボンは合わないクスリのようですが、ぐっすり眠れないというタイプの不眠を訴えると、比較的ネルボンは処方されやすいようです。

また、精神神経科ではなくて、内科などで不眠を訴えるとネルボンや レンドルミンマイスリーがよく出されることが多いです。

当然のことながら、ネルボンは脳の神経を鎮静化させる作用をする睡眠薬ですので、服用後は、当然のことながら 眠気を催したり、注意力が散漫になります。服用後は大人しく床に入って、眠気が訪れるのを待ちましょう。 絶対、服用後に危険を伴う作業などはするべきではありません。

また、ネルボンには喘息を誘発する可能性が多かれ少なかれあるそうなので、 喘息持ちの方はその旨を医師に伝えて、防衛策をとるのが賢明です。




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