リスミー



リスミー
成分(一般名):塩酸リルマザホン

リスミーの効能

(1)不眠症。
(2)麻酔前投薬。

リスミーの概要

リスミーは塩野義製薬が開発した国産の睡眠薬です。1989年に認可された、比較的新しいクスリです。 最高血中濃度到達時間は3時間で、半減期は10時間前後ということで、作用時間は「短時間〜中間型」というカテゴリーに入る薬です。 薬が効き始めるまでに3時間かかるため、入眠のためにはリスミーは向きません。寝つきは良いものの、長く眠れないと言った患者に向いた薬ですが人気は今一つなのが現実です。

リスミーは脳の神経を鎮めて、リラックス系の神経に働きかけ、眠りへと誘うという効き方をします。

リスミーは人気がないと書きましたが、その要因としてはそれ程の入眠作用が無いことに加えて、 持続時間が比較的長いため、朝までクスリが残ってしまうという点に尽きるのです。不眠症患者の多くが欲しがる、 すなわち人気が出る睡眠薬と言うのは素早く効き始めて、適度な時間でスパッと切れるというタイプの薬ですから、 リスミーは残念ながらこの要素を全く満たしていないといっても過言ではないでしょう。

しかし、リスミーはマイルドな作用で筋弛緩作用も弱く、高齢者や未成年者にも負担の少なく、安全性も高いと言われていますので、 処方する医師にとっては安心して処方できる薬のひとつだと思います。

リスミーには1mg錠と2mg錠があります。1mg錠の薬価は18.9円。2mg錠の薬価は29.7円です。 ジェネリック品として、明治製菓が発売する "塩酸リルマザホン錠「MEEK」"というリスミーと同成分のおクスリが安く出回るようになってきています。



リスミーの副作用

リスミーはとても安全なおクスリなので、副作用は医師の処方通りに飲んでいる限りは、ほとんど無いと思います。 しかしながら、 滅多にないとは思いますが、人によってはリスミーが効き過ぎてしまって、夜にトイレに行く際にふらついて転倒してしまう場合などもあり得ますので、 そのあたりにご注意を。

また、非常に希なケースですが、翌朝、フラフラしてしまったり、脱力感を覚えるいうケースもあるようです。

リスミー服用の感想

リスミーは私が服用した分には「全く眠くならない」と言うのが正直な感想です。ヤケクソでリスミー2mg錠を4錠ほど飲んでみたのですが、それでも 少しポーっとするだけの感じでした。素晴らしい効かなさ具合がレンドルミンと似てるなぁと感じました。巷でのリスミーの評判もあまりいいものを聞きません。

「リスミーが効きません」と何度も医師に申し出たのですが、処方は変わらず、寝付くまでに相当の時間を要すると いう日が、私の場合は続きました。

そこで、医師を替えてみたら、リスミーに代わってハルシオンを出して頂いて、ようやく寝付けるようになった という経緯が私にはあります。

リスミーの欠点は、長期にわたって連用していると、効き目が落ちて来るという点と、そして何よりも「効かない!!」ということに尽きます。 リスミーには申し訳ないですけれども…。




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