サイレース

サイレース
成分(一般名) : フルニトラゼパム



サイレースの効能

(1)不眠症
(2)麻酔前投薬

サイレースの概略

サイレースはフルニトラゼパムという成分の睡眠薬で1984年から処方されている歴史のある薬です。 サイレースは「エーザイ」の製品ですが、そのほかにもサイレースとの併売品としては ロヒプノールが発売されていましたが、最近はサイレースに一本化されて、ロヒプノールは姿を消しました。

また、フルニトラゼパム錠1mg「アメル」などジェネリック品も出回っており、サイレース1mgの薬価は12.4円なのですが、ジェネリック品は5.7円とお得になっています

最近はサイレースを飲み物に混ぜて睡眠薬強盗などのリスクも懸念されており、水に溶かすと青色の色素が出るように錠剤に手が加えられています。それだけ強力な睡眠薬だということですね

サイレースは作用時間は「中間型」で血中濃度半減期は7時間。つまりサイレースは7〜8時間は効いていると言われます。 要は一般的な人間の睡眠時間に合った効き目の持続時間を持っているのがサイレースの特徴であり、程よい効き目で、翌朝まで薬の影響が残ることも少なく、スッキリとした目覚めが得られるということで人気があります。

そしてサイレースの大きな利点として、脂肪に溶けにくく、効き目をフルに発揮できるという点があります。 太っている方の場合、薬を服用しても、その成分が体内の脂肪に吸収されてしまい、その効果が発揮できないと いうことがあるのですが、サイレースは脂肪に溶けにくく、そのポテンシャルをフルに発揮できるのです。

またサイレースなど作用時間が「中間型」の睡眠剤は、 「ハルシオン」などの短時間型の睡眠剤よりは、 依存が起きる確率が低いので、短時間型睡眠導入剤への依存が起きてしまった場合の離脱用としても、 サイレースが用いられることがあるそうです。

ちなみにサイレース、つまりフルニトラゼパムはアメリカでは認可されていないどころか、 麻薬扱いです。なぜならば、サイレースはアメリカでポピュラーな解熱鎮痛成分「アスピリン」 との飲みあわせが非常に悪く、併用することで重篤な副作用が発生する可能性があるからです。よって、アメリカには持ち込めないのでご注意を。

サイレースは1mgと2mgの錠剤、そして2mgの注射液の規格があります。



サイレースの副作用

サイレースはとても安全なおクスリなので、副作用は医師の処方通りに飲んでいる限りは、 ほとんど無いと思いますが、効き目は強力で人によっては効き過ぎてしまって、夜にトイレなどに行く際にふらついて 転倒して怪我をしてしまう例なども実際にあるようなので、そのあたりには充分注意すべきです。

サイレースへの私見

私は現在、サイレース2mg錠を服用しています。効き目はなかなかのもの。そして翌朝はスッキリ。理想的な睡眠薬であると考えています。

また、サイレースには1mgと2mgの錠剤、そして2mgの注射液の規格があります。私は入院していた時に、どうも気分が高まってしまって、どうしても眠れなくて困ったときはサイレースの注射を受けたことがあります。 注射液は即効性があったようで注射を受けてから20分くらいで眠れました。ただし、筋肉注射なので痛いですが、やっぱり「効く」薬だと思います。

また、サイレースに関するいろいろな方々の服用レポートなどを見てみてもサイレースは「効く」という方が多いようです。




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