トレドミン




トレドミン
成分(一般名) : 塩酸ミルナシプラン

トレドミンの効能

うつ病、うつ状態。

トレドミンの用量用法

1日50mgを初期用量とし、1日100mgまで漸増し、食後、分割経口服用

トレドミンの特徴

トレドミンは国内初の「選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI)」として 認可された抗うつ剤です。

気分が鬱いでしまう原因としては、脳に働きかける神経伝達物質である、セロトニン、そしてノルアドレナリンと呼ばれる物質の流れが滞ってしまっているためであると一般的には言われています。そこで、トレドミンはセロトニン、そしてノルアドレナリンにだけ 選択的に働きかけ(他の余計な部分には働かない)、それらの伝達量を増やすというタイプの薬なのです。

他の余計な部分には働かない(というのも、古いタイプの抗うつ剤は脳内のアセチルコリンと呼ばれる物質にまで作用してしまい、これによって便秘や口の渇きなどを引き起こしていた)ため、副作用も少なくなっています。という特性から、 従来の抗うつ剤に多かった、「便秘」「動悸」「厳しい口の渇き」「尿が出にくくなる」 などの副作用が起こる頻度が非常に低くなっています。

トレドミンやサインバルタの様なSNRIの何が画期的かというと、「SSRI」と呼ばれる、 パキシルルボックスデプロメールといった薬がありますが、 これはセロトニンにだけ働きかけるというタイプの薬であるということなのです。よって、セロトニンに加えて、ノルアドレナリンにまで働きかけるトレドミンの抗うつ効果は、単純計算で行けば、SSRIを凌ぐということになるかと思います。

そして、「SSRI」と呼ばれる、 パキシルルボックスにありがちな 「飲み始めに吐き気をもよおす」という症状もトレドミンの場合、その頻度も低いと言われています。

また、通常の抗うつ剤は効いてくるまでに2〜3週間かかる場合が多いと 言われているのですが、トレドミンは即効性があるようで、しかも抗鬱効果も強い方なので、 「早く鬱から脱出したい」場合には最適なクスリであるそうです…個人的にはそうは思わなかったのですが…。



トレドミンの副作用

トレドミンの欠点はと言うと、中枢神経系の副作用(不安感、頭痛、神経過敏、不眠)が服用初期に 現れやすいことです。しかし、トレドミンは副作用が大きく軽減されているので大した心配はいらないと 言うことでした(以上、かかりつけの先生のお話による)。

しかしながら、トレドミンは人によっては、服用によってひどい吐き気などを催す場合や尿が 出にくくなるなどという副作用が人によっては大きく出るようようです。やはり、トレドミンも他の薬 と同様に合う人と合わない人がいるようです。

また、人によっては、今までの抗鬱剤同様に口の渇き、吐き気、便秘、眠気などがトレドミン服用に よって発現してしまうケースも僅かながらあるようです。また、逆に、トレドミンは今までの抗鬱剤と 違って薬効がシャープなので、前述のように、覚醒系(不眠など)の副作用も出やすいことが報告されています。

また、脳内を流れるセロトニンの量が増加すると、食欲低下が起こることがあるのですが、 セロトニンを増やす戦略をとっているこのトレドミンの服用によって、それが起こる可能性もあります。 こればかりは個人差があるので、試してみなければ分からない部分なので、どうしようもありません。

トレドミンへの私見

私の場合はトレドミンを服用する前に飲んでいた、パキシルやルボックスでは、 とにもかくにも副作用に苦しみました。便秘などはありませんでしたが、吐き気や顔面からの 異様な発汗という症状に悩まされ、トレドミンを試してみたら平気だったという経緯があります。

しかし、トレドミンの薬効については、個人的にはこれというものは感じませんでした。 トレドミンのメリットは「副作用が少ない」に尽きるのです。




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