ボルタレン




ボルタレン
一般名:ジクロフェナクナトリウム

ボルタレンの適応症

以下の疾患・症状の鎮痛・消炎→関節リウマチ,変形性関節症,変形性脊椎症,腰痛症,腱鞘(けんしょう)炎,頸肩腕症候群,神経痛,後陣痛,骨盤内炎症,月経困難症,膀胱炎,前眼部炎症,歯痛/手術・抜歯後の鎮痛・消炎/急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)の解熱・鎮痛

ボルタレンの概略

ボルタレンは炎症や発熱を引き起こすプロスタグランジン(PG)という物質の生合成を抑制するという働きをする薬です。最強の痛みどめと評する人が多いのですが、確かに、かなり強めの効果を発揮する薬です。画像は湿布タイプと塗り薬タイプですが、こちらは関節痛や筋肉痛、打撲などの痛み止めに用いられています。 私は交通事故を食らって背中全体を痛めたのですが、その際に、この湿布タイプと塗り薬タイプを処方されて使っています。

また、ボルタレンは錠剤タイプと座薬タイプ、そしてカプセルタイプも出ていて、こちらは頭痛、熱冷ましなどに広く用いられています。私の場合は39度近い熱が出た時に処方されましたが、服んでしばらくすると、熱による関節の痛みが和らぎ、熱も一時的に下がりました。

ただし、ボルタレンは「対症療法薬」なので、痛みそのものを治すことは出来ません。あくまで一時しのぎの為の薬であるということを認識しておいて下さい。



ボルタレンの副作用

ボルタレンは冒頭にも書きましたが、とても強い薬なので、副作用に注意が必要です。

まずは喘息です。「アスピリン喘息」というのですが、特定の痛み止めを服用すると、もともと喘息持ちの方の場合に限らず、ボルタレンによって喘息のようなが煽られることがあります。喘息持ちの方は、かなり作用は劣るのですが「ソランタール」ですとか「カロナール」という痛み止めを出してもらった方が無難です。ちなみに私も喘息持ちですが、私の場合はボルタレンで発作が起きたことはありません。どうやら人によってこれは個人差があるようです。

また、ボルタレンは胃壁を荒らすという副作用もあります。それを防止するために一緒に胃薬が処方されることがあります。服用が長期にわたっている場合は、胃潰瘍などに警戒して下さい。

また、ボルタレン服用中はアルコールは避けた方が無難です。アルコールによって副作用が誘発されるという事例もあるようです。

その他、ボルタレンとのみあわせの悪い薬が色々ありますので、その旨は医師にしっかり伝えて下さい。




戻る