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メンタルヘルス;うつ病を知ろう

うつ病

うつ病とは?

精神病の一種。日本人の5%が罹患しているという説も。

人間ならば誰でも、悲しいことに遭遇したり、落ち込んだりすることは当然あるでしょう。しかし、人間にはそういった厳しい状態から自然と回復できる自然治癒力というものが備わっています。しかし、それが機能を果たせずに、精神的に厳しい状態がいつまでも続いてしまい、日常生活に支障をきたすようになったら…それは治療が必要な病気、つまりはうつ病を疑うべきでしょう。






うつ病の症状

うつ病に罹患した場合には、心身共に色々な兆候が現れてきます。例えば感情面では悲観的になりがちで、表情も暗くなり、無気力状態に陥ってしまうケースが多くなります。

また、意志面においては 活動力が著しく低下し、さらにそれが悪化すると起床時に布団から出るのも困難という状況に陥ることもあり、それを放っておけば、思考面では判断力、記憶力が著しく低下してしまい、「周囲の人は自分よりも優れているのに何で自分は…」などと考えてしまい、自らに対して非常に強い劣等感を持つようになってしまうことがあります。

そして、最悪の場合はうつ病により、自殺というファクターがしばしば脳裏をよぎるようになり、それを実行に移してしまう方も少なくありません。警察庁のまとめによりますと、うつ病による自殺者は、2007年の総自殺者数の約18パーセントにも及んでいます。

また、うつ病に罹患した場合には、そのほかにも「心身症」として不眠が続いたり、胃腸の具合が悪化し、便秘になったり下痢が続いたりといった状態に陥ることが多くなりがちです。

それから、うつ病患者の典型的症状として、「朝は体調が悪いが、午後になってくると、体調が良くなってくる」というケースが多いようです。

古い考え方では、こういった精神神経系の病は「恥ずかしいこと」と思われがちですが、そんな考え方を現代にまで引きずることは間違っています。何故ならばうつ病を誘発する大きな要素は「過度のストレス」であると言われているからです。現代はとにもかくにもストレス社会。


そんな社会で暮らしていれば、酒の飲み過ぎで肝臓がやられたり、タバコの吸いすぎなどで肺ガンにかかるのと同様に、過度のストレスにさらされ続けたりした場合にうつ病を罹患するのは当然のことなのです。ですから、うつ病にかかったことを「恥ずかしい」とか「情けない」とか思う必要は全くないのです。





うつ病の治療

現代に於いてはうつ病はれっきとした「病気」であると認められており、当然ながら治療が可能となっています。しかもそれはガンなどと同じように、早期発見・早期受診になればなるほど、回復までの時間も短くなります。まさに、れっきとした「病気」なのです。

よって、うつ病に用いられる治療薬も沢山開発されています。ちょっと例を挙げただけでも、トリプタノールアナフラニールアモキサンルジオミールテトラミドデプロメール/ルボックスパキシルトレドミンデジレルetc….などなど、うつに効く薬は沢山開発されているのです。

前述のように、とにもかくにもうつ病は早期発見・早期受診を試みさえすれば、しっかり治る病です。「おかしいな」と気が付いた場合はすぐに最寄りの「神経科」「精神科」を受診すべきでしょう。

さもないと、症状が悪化し、前述のような最悪なケースである「自殺」に追い込まれてしまう可能性があります。これだけは何としてでも防がなくてはなりません。

うつ病患者の方への接し方と思いやり


うつ病を患っている患者への接し方という面を考えてみます。まずは、患者に対しての過度の励ましなどは厳禁です。頑張りすぎた結果、発病してしまったケースもありますので、
かえってストレスになってしまいます。


また、被害妄想などにに満ちてしまっている患者が多いので、患者の言動に一喜一憂しないことが重要です。 逸脱言動を発することもありますが、それは病気のせいであって、患者が好きでやっていることではない、ということに周囲は理解を示すことが重要です。


また、うつ病を罹患してしまった方々の多くは「脳が疲れた状態」にさらされています。人間、疲れた時には休養を取ることが一番であることは言うまでもないでしょう。実際、脳の疲れが取れてくれば前述のような「自然治癒力」が起動し、うつ状態から抜け出せるケースもあるのです。


ですから、うつ病患者さんにはとにもかくにも「叱咤激励」ではなく「休養」を取ることを勧めるべきでしょう。


最後に…


「うつ」は大変暗い感情であり、絶対に経験したくない状態です。 馬鹿馬鹿しくて何もする気が起きなくなってしまい、イライラ、焦燥感が強く出て、とにかく死んでもいいやと考える方も多いのです。

なお、ひどい「うつ」の場合、自らによって正確な意志決定が出来る状態にはないケースが多くあります。何度も述べていますように、自殺を企てようと自然と考えてしまうといったケースが、この極端な例です。ですから、とにもかくにも、

会社や学校を辞めるとかと言った大きな意志決定を病中に下すことは避けるべきでしょう。

そのようなことは少し病状が治まってから考えるべきだと思います!きっと、病中・病後では考え方が違うはずです。

うつ病の原因

うつ病の原因ですが、実はまだよく分かっていません。脳の神経物質の調整機構のトラブルが突然起こると言う説や、周りに良く気配りをして物事を完璧に仕上げようとする性質の人が、「なんで自分はもっとうまくできないんだ」と自責を始めて、その結果からの「ストレス」から発症してしまうと言う説など、いろいろ原因はあるようですが、とにもかくにも恐いのは、脳の神経物質の調整機構に異常が起き、発病してしまうというケースと、過度のストレスによって発病してしまうというケースでしょう。