コンスタン





コンスタン
成分(一般名) : アルプラゾラム

コンスタンの効能

心身症(胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、自律神経失調症)における身体症候ならびに不安・緊張・抑うつ・睡眠障害。
(応用) パニック障害、強迫神経症。

コンスタンの概要

コンスタンは、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬、マイナートランキライザーです。 コンスタンの働きはリラックス系の神経を活性化し、気持ちを落ち着けるといったものです。

コンスタンの作用強度はマイナートランキライザーの中では中程度で、 作用時間も同じく血中半減期が12〜24時間という中間型です。

コンスタンは、ストレスが原因の体の不調(心身症)などにも大変有用なクスリで 心療内科領域をはじめとして、 精神・神経科以外の各診療科でもよく使われているようです。 例えばコンスタンには、こわばった筋肉を緩める働きもあるので、肩こり、腰痛などにも処方されることがあります。

そして、コンスタンはそこそこの抗うつ作用も併せ持っている、自在性というか有用性の高いクスリです。

近年になってコンスタンはパニック障害や強迫神経症にも有効であることが分かって、脚光を浴びています。

コンスタンと併売品のソラナックスのジェネリック品としてはカームダン錠、アルプラゾラム錠「トーワ」、アルプラゾラム錠「サワイ」、アルプラゾラム錠「アメル」があります。



コンスタンには0.4mg錠と0.8mg錠などの規格があります。

私はコンスタンを愛用中。パニック性障害によるイヤな予感(予期不安)を吹き飛ばしてくれます。本当に大助かりです。

ちなみに、コンスタン0.4mg錠の場合、薬価は9.4円です。安くて効く良いおクスリだと思います。

コンスタンの問題点と副作用

ただし、コンスタン、合わない人には合わないらしいです。またコンスタンを妊婦の方が服用した場合、生まれてきた子供に口蓋破裂や兎唇が生じる場合が、普通の確率の11.5倍になるという報告もありますので、医師と充分に話し合って下さい。

また、とあるデータによると、コンスタン服用開始から2ヶ月程度経過すると、その効果が疑われるという結果が出ているという話を聞いたことがあります。コンスタンはダラダラと長期服用するべきでは、どうやらないようです。

また、コンスタンを始めとするベンゾジアゼピン系の抗不安薬は依存が形成されることが分かっています。長期にわたって服用を続けて、突然中止すると「離脱症状」というものが現れることがあります。いきなり強烈な不安感に襲われたり、体が震えてしまうなどというものがその主な症状です。コンスタンの服用を中止する際も、徐々に減量するなど、医師の指示の元に計画的に行うべきでしょう。




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