ヒルナミン






ヒルナミン
一般名:マレイン酸レボメプロマジン

ヒルナミンの効能

統合失調症、躁病、うつ病における不安・緊張。

ヒルナミンの概略

ヒルナミンは代表的な「抗精神病薬、メジャートランキライザー」です。

ヒルナミンは気分を落ち着ける作用があり、現実を正しく認識できなくなってしまったり、 思考や感情のコントロールが上手にできなくなってしまう統合失調症などの陽性症状(妄想、幻覚、幻聴、混乱、興奮) によく効くようです。

ヒルナミンは非常に強力な鎮静作用を持っています。前述のような「陽性症状」は ドーパミンという脳内神経の働き過ぎで引き起こされるのですが、ヒルナミンはそういった 脳のオーバーヒート状態をブロックしてしまい、症状を抑える、といった感じに働きます。



ヒルナミンの気持ちを穏やかにするという作用を利用して、鬱病をはじめとする症状によって 引き起こされる不安感などを鎮めるために応用的に使われることもあります。

私の場合も、いろいろといらないことを考えてしまい、落ち着いて座っているのも困難という時期があり、 ヒルナミン5mg錠を日中に服用していたことがあります。

また、ヒルナミンは、前述のように抗精神病薬の中でも屈指の強さを誇るのですが、 その強力な鎮静作用を応用して寝付きを良くするために処方される例はかなり多く、 熟眠障害などで良く処方されます。強力な薬なのにも関わらず。 私の場合、サイレースという睡眠薬にヒルナミンをプラスして良く眠れました。

ただし、ヒルナミンの強力な鎮静作用によって、翌朝まで眠気が残ったり、就寝時にトイレに行くときなどの際に転倒してしまったりと、いろいろと大変な思いを した記憶があります。ヒルナミンの非常に強力な鎮静作用に遊ばれてしまいました。

ヒルナミンをはじめとする、大概の抗精神病薬には服用を続けていると、太るすなわち「体重増加」という副作用があることが多いようです。体質、薬との相性などいろいろと原因はあるようですが、体重が増えてきたら医師に早めに知らせた方が良いと思います。




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