レボトミン

レボトミン
一般名:マレイン酸レボメプロマジン



レボトミンの効能

統合失調症、躁病、うつ病における不安・緊張。

レボトミンの用法・用量

レボメプロマジンとして、通常成人1日25〜200mgを分割経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

レボトミンの概略

レボトミンは代表的な「抗精神病薬、メジャートランキライザー」です。同成分のクスリに 「ヒルナミン」があります。

レボトミンは気分を落ち着ける作用があり、現実を正しく認識できなくなってしまったり、 思考や感情のコントロールが上手にできなくなってしまう統合失調症などの陽性症状(妄想、幻覚、幻聴、混乱、興奮) によく効くようです。

そして、レボトミンは非常に強力な鎮静作用を持っています。 前述のような「陽性症状」はドーパミンという脳内神経の働き過ぎで引き起こされるのですが、 レボトミンはそういった脳のオーバーヒート状態をブロックしてしまい、症状を抑える、といった感じに働きます。

レボトミンの、その気持ちを穏やかにするという作用を利用して、鬱病をはじめとする症状によって 引き起こされる不安感などを鎮めるためなどレボトミンは応用的に使われることもあります。



私の場合も、いろいろといらないことを考えてしまい、落ち着いて座っているのも困難という時期があり、 ヒルナミン5mg錠を日中に服用していたことがありました。

また、レボトミンは、その強力な鎮静作用を応用して寝付きを良くするために処方されることも多く、 熟眠障害などで良く処方されます。私の場合、サイレースハルシオンという睡眠薬にレボトミンをプラスして 良く眠れたことを覚えています。この、サイレースハルシオン+レボトミンという処方例は非常によく耳にします。

ただし、レボトミンは繰り返しになりますが、本当に強力な鎮静作用を持っています。 その強力な鎮静作用によって、翌朝まで眠気が残ったり、就寝時にトイレに行くときなどの際にもうろう状態に なってしまって転倒してしまったりと、いろいろと大変な思いをした記憶も私にはあります。 レボトミンの非常に強力な鎮静作用に遊ばれてしまいました。

また、レボトミンをはじめとするメジャートランキライザーにありがちなのですが、 副作用で太ることがあります。これが何と言っても一番の難点かも知れません。

ところで、余談ですけど、古いタイプのレボトミンのパッケージの画像も掲載してみました。 個人的には何か毒々しくて(笑)とてもいい感じだったんですけどねぇ。この真っ赤なパッケージ… 復活して欲しいなぁ何て思ったりして。




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