プロザック


プロザック
成分(一般名) : フルオキセチン

効能

うつ病、うつ状態、強迫性障害、神経性大食症



概要

プロザックはある意味、世界で一番その名前が知られている抗うつ剤かも知れません。

1988年に発売されたその途端にプロザックは大人気となり、パッピードラッグなどという名前が先走ってしまったためか、プロザックを服用することで突如として別人のように元気に生まれ変わるなどという話まで流れたほどです。

しかし、世界的には非常に売れているお薬ですから、実際の所プロザックはユーザーの支持はバッチリと確立したということになるんでしょうね。

ただしプロザックは未だに我が国に於いては認可が下りていません。故に我が国に於いてプロザックをゲットするためには個人輸入しかありません。また認可が下りていないと言うことは服用も「自己責任で行わなければいけない」ということが大前提となります。

プロザックは、1999年に我が国で認可されたデプロメールルボックス、そして2000年に認可されたパキシルなどと同様の新型の抗うつ剤で「選択的セロトニン再取込阻害薬(SSRI)」と括られる、新たに開発された抗うつ剤のグループに属しています。

プロザックは脳内の伝達物質であるセロトニン系と呼ばれる神経のみに働くのが特徴で、プロザックは、そのセロトニンを増加させる働きをします。セロトニンの増加は気分を楽にすると言われます。

この「余計な部分には働かない」という特性により、プロザックは今までに多かった抗うつ剤の副作用(口が渇くことや便秘など)も大幅に軽減されています。

また、プロザックは1994年にはアメリカでは神経性大食症や強迫神経症の治療薬としての認可も受けています。

プロザックは20mgカプセル1錠を朝1回服用するのが一般的とされていますが、症状が重い場合は60mgまで増やしても良いようです。



プロザックへの私見

前述のように、プロザックは未だに我が国に於いては認可が下りていません。つまりは病院に行っても処方はしてもらえることはありません。故に我が国に於いてプロザックをゲットするためには個人輸入しかありません。

僕は香港の業者から個人輸入をしてみました。20mgカプセルの30カプセル入り1箱3000円程度でした。昔はもっと高かったそうですが、最近になって、かなり安くなったそうです。

で、プロザックを実際に服用した感想ですが、色々な書籍で言われているような気分の高揚感というものは一切感じませんでした。プロザックがハッピードラッグというものは大嘘だと思います!むしろ、気分が高揚すると言うよりは穏やかになったといった感じでありました。

プロザックは抗うつ剤ですが、それよりは精神安定剤的な効き方をするといった感じでしょうか。しかし、かなり即効性はあると思いました。即効性という点では、抗うつ剤の中ではピカイチだとは思うのですが、強力な抗うつ効果というものは感じませんでした。

とある本に、プロザックを服用したときのレビューが載っていたのですが、その内容は「プロザックを服用したら、すぐに人格が変わるほどに効いて、電話をしてきた友人からは"別人のようだ"と言われた」と言うものでしたが、プロザックはこんな効き方は絶対にしないと思います。これは大嘘だなと私が服用した限りでは感じましたね。

プロザックは所詮は抗うつ剤なのです。決して精神賦活剤的な効き方はしないと思います。

プロザックの副作用

プロザックですが、人によっては服用開始初期に深刻な副作用に悩まされる場合があるようです。

それは、かえって不安感やイライラ感をあおられるケースが多いようです。また、不眠が現れる場合もあるようです。

一般的には服用を続けていれば、こういった副作用は無くなると言われていますし、幸い僕には大した副作用は起こりませんでしたが、こういったリスクがあることをしっかりとアタマの中に入れた上で服用しないと危険なのかも知れません。

それから、プロザックの副作用として、食欲減退があります。人によっては胃がむかつく感じがしてモノを食べる気がしなくなると言うので、ダイエット薬として使っている人もいます。

※繰り返しになりますが、プロザックは我が国に於いてはまだ認可されていません。よって服用する場合はこうしたリスクを踏まえた上で、自己責任で服用することになるということだけはアタマの中に入れておくべきだと思います。

※私もこのプロザックの件に関しては責任は負いかねますので、ご了解下さい。




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