ソラナックス


ソラナックス0.4mg錠

ソラナックス
成分(一般名) : アルプラゾラム

ソラナックスの効能

心身症(胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、自律神経失調症)における身体症候ならびに不安・緊張・抑うつ・睡眠障害

パニック障害強迫神経症にも応用される。



ソラナックスの特徴

ソラナックスはベンゾジアゼピン系の抗不安薬で、1984年に発売されて30年以上経った今日でも効き目の良さが買われて幅広く処方されています。ソラナックスの働きはリラックス系の神経を活性化し、気持ちを落ち着けるといったものです。

ソラナックスはかなりの人気を誇る薬で、アメリカではザナックスという商品名で発売されていてアメリカ国内の抗不安薬処方第1位を誇っています。ソラナックスはジェネリック品として、他社からの同成分のクスリも発売されています。

ソラナックスには、 こわばった筋肉を緩める働きもあるので、肩こり、腰痛などにも処方されることがあります。しかし、その筋弛緩作用が安定剤の中でも特段強いわけではありません。ですから、筋弛緩作用がソラナックスより強いデパスなどの服用でふらつきが出てしまった方や、 高齢者にも比較的使いやすい薬です。その上、そこそこの抗鬱作用も併せ持っているという、1錠で何度も美味しい側面がある薬がソラナックスです。とかく、作用の強さも水準以上あり、副作用も少ない薬と言うことで評価されており、処方される頻度の多い薬であると言えます。

そして、ソラナックスはパニック障害や強迫神経症にも有効であり、脚光を浴びています。

私がソラナックスを愛用していた時の感想としては、パニック障害による イヤな予感(予期不安)を吹き飛ばしてくれましたし、心臓が暴れ出した時に服用したら見事に動悸もストップしました。また、少しですがテンションも上がってくれて本当に大助かりでありました。

ソラナックスの作用時間

ソラナックスの作用時間ですが、ソラナックスの最高血中濃度到達時間は約2時間、半減期は約14時間です。つまりソラナックスを服用してから効果が2時間でピークに達し、14時間で効果が無くなると言うことです。



ソラナックスの副作用

ソラナックスを妊婦の方が服用した場合、生まれてきた子供に口蓋破裂や兎唇が生じる場合が、普通の確率の11.5倍になるという報告もありますので、医師と充分に話し合って服用して下さい。

また、とあるデータによると、ソラナックス服用開始から2ヶ月程度経過すると、 その効果が疑われるという結果が出ているという話を聞いたことがあります。 ソラナックスはダラダラと長期服用するべきでないようです。

また、ソラナックスを始めとするベンゾジアゼピン系の抗不安薬は依存が形成されることが分かっています。ソラナックスの依存は重症化すると、最終的にはソラナックス無しでは居ても立っても居られず、四六時中ソラナックスを服用し続けなければならないといった状態にまで陥るケースもありますので、自己判断でソラナックスの服用量を調整することは依存の形成を防ぐ観点からも慎むべきでしょう。 そして、ソラナックスを長期にわたって服用を続けて、突然中止すると「離脱症状」というものが現れることがあります。いきなり強烈な不安感に襲われたり、体が震えてしまうなどというものがその主な症状です。ソラナックスの服用を中止する際も、 徐々に減量するなど、医師の指示の元に計画的に行うべきでしょう。

ソラナックスの薬価

ソラナックスの薬価ですが、ソラナックス0.4mg錠9.2円、ソラナックス0.8mg錠15.5円となっており、歴史のある薬だけに薬価は低めに抑えられていますが、ジェネリック品として カームダン錠やアルプラゾラム錠0.4mg「トーワ」などが発売されており、こちらの薬価は半額近くに抑えられていますので、負担が気になる方は、こちらを利用しても良いかもしれません。



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