アローゼン


アローゼン顆粒

アローゼン
成分(一般名) : アローゼン(製)

アローゼンの効能

便秘。

アローゼンの概略

アローゼンは薬局薬店でも気軽に買える「センナ」という植物性の成分から作られる「下剤」です。アローゼンは代表的な「大腸刺激性下剤」です。効果の発現は8〜12時間後とされています。

アローゼンと同成分の後発医薬品には、アロセンド、ピムロ、セリナリートがあります。

アローゼンはセンナを製剤して顆粒状にしたもので、薬局薬店で買える「センナ」はティーバック状になっていて煎じて飲むというのが一般的ですが、アローゼンは顆粒になっていますので煎じたりする手間が省けてとても便利なクスリです。

アローゼンが、精神科で投与されるケースとしては「三環系」と呼ばれる古いタイプの抗うつ剤や、その他諸々、精神科で用いられるクスリにありがちな「便秘」という副作用が発現した際などです。



アローゼンの副作用

アローゼンは、原材料が植物性だけあって、危険性は殆ど無いと言っても良いかと思いますが、アローゼンは下剤ですから、服用のしすぎは腹痛の原因になりますので、服用量は医師に言われた量を守った方が無難です。また、アローゼンなどセンナを原料としたものは服用期間が長くなるにつれ、徐々に効き目が薄れていくという欠点があります。効き目が落ちたと言って自己判断でアローゼンの服用量を増やすなど下剤に頼りすぎることで、薬なしでは排便ができないと言った事態も起こりえますのでアローゼンだけに頼るのではなく、食生活や運動など生活習慣の改善によって便秘の原因を払拭すると言った考え方も大切です。

アローゼンの妊娠中の服用は原則としてはNGですが、医師の判断で必要最少量ならば用いられるケースもあります。通常量の範囲であればまず問題ないとされますが、大量を飲んでしまうと、子宮の収縮を誘発してしまう可能性が出てきます。




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