メイラックス



メイラックス
一般名:ロフラゼプ酸エチル

メイラックスは、1989年に発売となったベンゾジアゼピン系の抗不安薬です。作用時間が長く、効き目が穏やかなため依存を起こしにくいので心身の不調に広く処方されています。メイラックスはリラックス系の神経に働きかけて、それを活性化させて気分を楽にしたり、不安感を 拭い取ったりするなどの作用を持っています。



メイラックスの特徴

メイラックスは、1989年に発売となったベンゾジアゼピン系の抗不安薬です。リラックス系の神経に働きかけて、それを活性化させて気分を楽にしたり、不安感を 拭い取ったりするなどの作用を持っています。

メイラックスはこわばった筋肉を緩める働きもあるので、緊張型の肩こりなどにも処方されることもありますし、ストレスによる胃痛、生理不順などの「心身症」に非常に良い効果があるとされています。 よって、精神科だけではなく、精神的なストレスなどがきっかけで発生する症状の改善目的で内科などでもよく処方されます。

メイラックスの持っている大きな特徴は、血中半減期が60〜300時間の「超長時間作用型」であるということです。つまり、メイラックスは服用してからかなりの時間をかけて、じわじわと 効き目が現れて、しかも、効いている時間が非常に長いのです。よって、メイラックスは1日1回の服用で済むケースも多いわけです。メイラックスのセールスポイントはこの、 「超長時間作用型」というものなのです。メイラックスと反対の「短時間作用型」のおクスリはその名の通り、スパッと効果が現れるので、つまりは効き目がすぐに現れる→このクスリは効く!と実感しやすい分、 依存に陥りやすいですし、すぐ効果が出ると言うことは副作用もすぐに現れがちだと言うことになります。 ですからメイラックスは依存や薬が抜けた後の不快感いわゆる離脱症状が少ないうえに、副作用も少ないと言う評価をなされ 広く処方されているというわけです。

メイラックスと同じ成分いわゆる ジェネリック品が、他社からもジメトックス、スカルナ−ゼ、ロンラックスなどが発売されています。

メイラックスには1mg錠と2mg錠と細粒タイプがあります。基本的には1日2mgまでの服用量となっています。



メイラックスへの私見

メイラックスは私の場合は、早朝に飲んでも夕方くらいまではふわっとした感じで効いてくれるので 始終イライラムカムカしてしまような症状を穏やかに鎮静化させてくれたり、ずっとずっと悩みのタネであった胃のキリキリ感が軽快させてくれるような効果を感じることが出来ました。

メイラックスの副作用

基本的にはメイラックスには重篤な副作用はありません。ただし人によっては眠気やふらつき感などを感じる方がいらっしゃるようです。これらの副作用はなかなか起こらないとはいえ、 メイラックスは作用時間が長いため、副作用も長時間続くことになりますので注意は必要です。

メイラックスは多くのベンゾジアゼピン系のおクスリがそうであるように、安全性がとても高いクスリです。 自分勝手に服用量や服用時間を調整する事無く、きちんと医師の処方通り、用量・用法を守って気長に飲み続けていけば、様々な症状もきっと改善しますし、 メイラックス依存に陥るケースも少ないと思われます。繰り返しになりますが、自分勝手に服用量や服用時間を調整する行為は依存の原因となりますので、厳に慎むべきです。

メイラックスをはじめとする精神科領域のクスリは、人によって、その体に「合う」「合わない」といった要素がありますので、 メイラックスを服用して不快な症状が現れるなどしたら、すぐに医師に連絡することが適当かと思います。

メイラックスの薬価

メイラックスの薬価は、メイラックス錠1mgが21.6円、メイラックス錠2mgが38.6円と高めに見えますが、1日1回の服用で済むことを考えるとむしろ割安な感もあります。 また、メイラックスのジェネリック品として流通しているロフラゼプ酸エチル錠「サワイ」などの薬価は1mgが8円、2mgが9.8円と更に割安になっています。




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