ホリゾンの概要
ホリゾンはベンゾジアゼピン系とカテゴライズされる「抗不安薬・マイナートランキライザー」です。セルシンも同種同効薬として有名です。
ホリゾンのジェネリック品として同成分の薬も各社から大量に発売されています。パールキット、リリーゼン、リリバー、ジアゼパム「アメル」、コンディション、セレンジン、ジアパックス、 セエルカム、セレナミン、セレンジン、ソナコンなどです。
ホリゾンの成分である「ジアゼパム」は非常にポピュラーなので、抗不安薬として、初診のときにパキシル等の抗うつ剤と一緒に出されることが多いかも知れません。
またホリゾンはクスリの効能を表す「基準」として登場することが多いです。例えば「抗不安作用はジアゼパム(セルシン)の3倍」とかいった感じです。
ホリゾンの抗不安作用は安定剤の中でも比較的強い方で、筋弛緩作用も強い方なので、こわばった筋肉を和らげ、腰痛や肩こりなどにも使われるケースがあるようです。
ホリゾンの作用時間は血中半減期が24時間以上の「長時間型」です。ホリゾンは、一日1回の服用で済む場合もあるかも知れません。
ホリゾンへの私見
私は、パニック障害がかなり辛かった時期にホリゾンを服用していたことがありました。特にたまにやってきて私を苦しめた「動悸」や「胸の不快感」にホリゾンは良く効きました。
今はパニック性の症状はそれ程でもなく、ソラナックスを服用しているため、ホリゾンは中止しています。
ホリゾンには注射液もあり、私はイライラが止まらなくて、どうしようもなくなった際に、よくホリゾンと同種同効薬であるセルシンの注射を受けてきます。筋肉注射なので痛いのですが、嘘のようにイライラが止まります。
また、大抵の安定剤は服用後に眠くなることが多いのですが、ホリゾンは、あくまで私の体験上ですが、あまり眠気はやってきません。これは大きなメリットだと思います。
ホリゾンの効能
神経症における不安・緊張・抑うつ。
うつ病における不安・緊張。
心身症など。